ル・コルビュジエが愛した、堅牢かつシンプル、独創的なランプ

NO.302は、アーム部が伸長式で最大92cmまで伸ばすことが可能なシーリングライトです。テーブルやカウンターなど明かりの欲しい場所に自由に動かすことが可能です。1921年フランスのデザイナー、ベルナール・アルビン・グラは、アトリエやオフィス向けに、堅牢かつシンプルなランプを設計しました。彼の名をとって”Gras Lamp”と呼ばれたこの一連の照明器具は、基本構造にネジや溶接を一切使用しない独自の構造を備え、特にアーム、柄、ブラケット、ベースのデザインそしてディテールは全く独創的であり、その時代を超える革新的なものでした。1927年に特許は、RAVEL社に買い取られ「GRAS」lampとして製造が始まりました。いち早く、そのモダンさと革新的なデザインに魅了された建築家、ル・コルビュジエは、自身のアトリエでこのランプを採用しました。”Gras Lamp”は照明器具の歴史の中で、プロフェッショナルと住環境との両方に取り入れられた最初のデザインとなりました。2008年、この「GRAS」lampの再生の権利を3人の熱心な支持者が獲得、DCW社を設立し、”Gras Lamp”の全ての点に関してオリジナルに忠実に再現し生産をしています。

20世紀の建築の巨匠、ル・コルビュジエをも魅了した、モダンデザイン照明シリーズDCW コレクション

20世紀の建築の巨匠、ル・コルビュジエが、自身のプロジェクトに好んで採用したことで知られる、照明シリーズDCW コレクション。一切のビスも溶接も用いない、シンプルかつ人間工学にもとづいたデザインは、世界のモダンデザインの歴史のなかでも特筆すべきものです。1921年にBernard- Albin Grasが、オフィス用、産業用のランプとしてデザインした「The Lampe Gras」は公共スペースと住宅の双方の場で長く愛用されています。